2024年度公開講座「京都で育む防災研究の新展開」を開催しました

  • イベント報告

防災研究所では、2024年度公開講座を、9月14日に京都大学宇治キャンパスきはだホール(宇治市)でハイブリッド開催し、会場には125名、同時配信のオンライン会場には318名の計443名が参加しました。
35回目となる今回は、「京都で育む防災研究の新展開」というテーマで開催し、防災研究所の取り組みの中でも身近な話題、京都にまつわる防災の話を中心に紹介しました。
堀智晴所長の挨拶で始まり、防災研究所の5名の講演者が登壇し、それぞれテーマに沿った講演を行いました。宮澤理稔教授が「京都府南部で身近に発生する地震」、林宏一教授が「物理探査とAIで見る京都盆地の地下構造」、中谷加奈教授が「土石流災害のリスクを知る」、小林草平准教授が「底生動物から見た日本の河川の特徴と宇治川の特殊さ」、松田曜子准教授が「「自らの命は自らが守る」を問い直す」と題した講演を行いました。プログラム最後の質疑では会場参加者から多くの質問が寄せられ、講師が丁寧に回答する姿が見られました。プログラム最後の閉会の挨拶は矢守克也副所長が勤めました。
本講座後、参加者からは、「京都に限定した地域の防災について専門的な知識を幅広く分かりやすく勉強できました。」「有意義な内容、有難うございました。来年も参加したいです。」などの感想が寄せられました。
今回寄せられた質問などは教育研究活動に生かされることになります。今後も、京都をはじめさまざまな地域での開催についても引き続き企画していく予定です。
なお、これらの講演は、後日YouTubeで公開予定です。