公開講座「地震・火山災害に備える 近畿圏の場合も含めて」の講演映像を公開しました

  • 出版 イベント報告

2023年9月9日に開催した公開講座「地震・火山災害に備える 近畿圏の場合も含めて」の講演映像をYouTubeで公開しました。

当日ご聴講になれなかった方も、ぜひ録画でご覧ください。


開会の挨拶

所長 中北英一


日本列島とプレートテクトニクス

教授 深畑幸俊

日本列島では非常に活発な地震・火山活動が生じています。他のプレート沈み込み帯と比べても特異で多様な活動がなぜ生じているのか、プレートテクトニクスを単純に適用しただけでは解けないその謎に迫ります。(講演資料


地震被害は想定通りとなっているのだろうか? -2018年大阪府北部の地震を例に-

教授 後藤浩之

災害の軽減を目的として様々な被害想定がなされていますが、地震被害は想定通りとなっているのでしょうか? 2018年に発生した大阪府北部の地震の被害状況を概観した上で、被害想定の捉え方、そして想定外に対する考え方について紹介します。(講演資料


火山災害 -大規模噴火の影響はどこまで及ぶ?- 

准教授 爲栗健

火山災害は地震や豪雨と比べると頻度はさほど高くないですが、ひとたび噴火が発生すると火山周辺で大きな被害を生じます。大規模な噴火になると火山周辺のみならず日本中に影響を及ぼした例もあります。桜島や富士山などで大規模噴火が発生した時にどのような影響が生じるか紹介します。(講演資料


津波の一般的性質と南海トラフ地震を想定した津波シミュレーション

助教 宮下卓也

大きな災害をもたらしうる津波は、風波などの日常的に見られる波とは異なる性質を持つことが知られています。その違いについて少し詳しく説明するとともに、南海トラフ沿いでの地震を想定した津波シミュレーションについて紹介します。(講演資料


災害に備える -リスク管理と危機管理

教授 多々納裕一

地震や津波、火山噴火が起きてもそのまま災害とはなりません。人々とその暮らしを守る備えがあれば災害を防ぐことができます。リスク管理や危機管理の考え方を通じて、被害を受けにくく回復力を高めるための原則についてお話しします。(講演資料

 


質 疑

教授 矢守克也(司会)、講演者一同


閉会の挨拶

副所長 渦岡良介