2017年九州北部豪雨災害調査報告書を刊行しました

  • 災害調査報告

「2017年九州北部豪雨災害調査報告書」を刊行しました。主な内容は以下のとおりです。

 

 

2017 年九州北部豪雨災害調査報告書 

目 次

 

はじめに[中川 一] 1
2017 年 7 月九州北部豪雨災害に対する京都大学防災研究所の活動[牧 紀男] 3

 

◆気象・水文 
はじめに [石川 裕彦]5
気象レーダーを用いた豪雨解析[ 中北 英一、山口 弘誠] 6
数値モデルによる豪雨現象の再現性 [ 竹見 哲也]10
過去事例との比較 [ 向川 均、竹見 哲也]16
平成 29 年 7 月九州北部豪雨の温暖化影響評価  [竹見 哲也]20
おわりに[中北 英一]22

 

◆地表変動
概要[千木良 雅弘]25
斜面崩壊と地質 [千木良 雅弘]26
崩壊発生の水文地形過程[松四 雄騎] 33
崩壊発生機構の数値解析 [堤 大三]40
小野地区地すべりの発生・運動機構および二次災害[王 功輝、土井 一生、釜井 俊孝]46
山地斜面の植生と崩壊発生の関係[松浦 純生] 49
地震計記録による地表変動の検出:日田市小野地区における斜面崩壊の例[土井 一生]52
衛星データによる地表変動の検出[橋本 学]54
現代住宅と林業の衰退 -花粉症と流木の起源-[釜井 俊孝]59
まとめと今後の課題[千木良 雅弘] 61

 

◆治水
治水面から見た被害の概要と着目点[角 哲也]63
朝倉市赤谷川流域を対象とした平成 29 年九州北部豪雨における斜面崩壊と洪水の統合解析[ 藤田 正治、山野井一輝]68
降雨の極値統計と流出・氾濫現象の現地調査及びモデリング[ 田中 茂信、佐山 敬洋]72
2017 年 7 月の九州北部豪雨での土石流による土砂生産特性と河岸・河床変動による被災 [竹林 洋史]80
桂川流域における土砂・氾濫災害の現地調査と再現計算[川池 健司、山田 祐樹、中川 一]86
寺内ダムの流木捕捉量の把握と下流河道の洪水被害軽減効果の評価[角 哲也、鈴木 湧久、小木曽 友輔、小林 草平、竹門 康弘、Sameh KANTOUSH]92

 

◆情報・避難・災害対応
避難のためのマイスイッチ・地域スイッチ[矢守 克也、竹之内 健介、加納 靖之]99
住民行動の時系列分析を通じた災害情報のあり方に関する考察-地域防災と災害情報の新たな連携-[竹之内 健介、加納 靖之、矢守 克也] 103
ハザードマップへの歴史災害地点の重ね合わせ-災害史と地域防災の新たな連携-[加納 靖之、竹之内 健介、矢守 克也]109
今後の未経験・想定外災害に対する「三本の矢」による地域の水害対策への提言[竹之内 健介、加納 靖之、矢守 克也]115

 

◆AI・IT 技術
先端的な情報技術の災害対応へ適用に関する考察[畑山 満則]119