間瀬肇教授ら研究グループが土木学会技術開発賞及び日本港湾協会技術賞を受賞

  • 受賞

無動力・人的操作不要で自動閉塞を可能とした津波・高潮用フラップゲート式陸閘の開発研究で、間瀬肇 気象水象研究部門 教授ら研究グループが平成27年度土木学会技術開発賞及び平成28年度日本港湾協会技術賞を受賞しました。詳細は以下のとおりです。

 

受賞名: 平成27年度土木学会技術開発賞
受賞者:間瀬肇 気象水象研究部門 教授
共同受賞者:清宮理 早稲田大学理工学術院 教授、仲保京一(日立造船株式会社)、八尋明彦(沿岸技術研究センター)、佐野正佳(国土交通省四国地方整備局)
受賞題目・論文等名:「無動力・人的操作不要で自動閉塞を可能とした津波・高潮用フラップゲート式陸閘の開発」

 
受賞名: 平成28年度日本港湾協会技術賞
受賞者:間瀬肇 気象水象研究部門 教授
共同受賞者:清宮理 早稲田大学理工学術院 教授、日立造船株式会社、沿岸技術研究センター、国土交通省四国地方整備局
受賞題目・論文等名:「津波・高潮用フラップゲート式陸閘の開発」
受賞日: 2016年5月26日
 
フラップゲート式陸閘は、津波・高潮襲来時に人的操作などを一切必要とせず、設備自身のもつ浮力により開口部を自動閉塞し、以下のような特徴を持っています。
 
1) 陸閘の操作者が危険に曝されることがなく、操作ミスや操作遅れなどによる不稼動リスクを回避できる

2) 電源喪失時、通信インフラ被災時、降雪・降雨時にも問題なく作動する

3) 浸水直前まで避難路として利用可能である

4) 段波津波作用時にも問題なく作動する

5) 扉体は車両が通過できる平坦性と十分な強度を兼ね備えており、平常時の交通の妨げとならない

6) 人力による簡易な開閉装置により、遠地津波や高潮が予測される場合の事前起立操作ができる