2015年10月の鳥取県中部の地震
- 災害調査報告
2015年10月17日17時53分,鳥取県中部の深さ約10 kmを震源とする地震がありました。気象庁によればマグニチュードは3.9です。
また,10月18日8時30分頃と8時36分頃,ほぼ同じ場所を震源とする地震がありました。気象庁によればマグニチュードはそれぞれ4.2と4.3です。
3つの地震のいずれも,最大震度は鳥取県湯梨浜町で観測された震度4です。震度4は,「ほとんどの人が驚く」などの状況となります。
※震度について詳しくは気象庁のホームページをご参照ください.
なお,三朝温泉にはまったく被害はないそうです(「三朝温泉からのお知らせ」).周辺でも大きな被害はないと思われます。
この地域では,1983年10月31日にM6.2の地震(最大震度は鳥取市で震度4 <注>),2002年9月16日にM5.5(最大震度は,湯梨浜町や倉吉市で震度4)の地震が起きています。
<注> ただし,このとき鳥取県内の震度観測点は鳥取市と米子市のみ.アンケートにより震度を推定した研究(吉村,1994)によると,震度5程度の揺れは生じていたようです。
データ・解析速報など
参考文献
<地震予知研究センター>