サイクロン・パムに対するバヌアツ緊急被害調査

  • 災害調査報告

2015年3月8日に南太平洋で発生した熱帯低気圧は,3月9日にはサイクロンPamとなり,12日11時にカテゴリー4まで発達し,バヌアツ共和国に進行した.13日11時にはカテゴリー5まで強くなり,首都Port Vila があるEfate 島東沖を通過し,14日午前にErromango 島上陸およびTanna 島西沖20km を通過し,バヌアツ共和国に甚大な被害を及ぼした.
そこで,サイクロンPam のバヌアツ共和国における強風・高波災害について,現地調査を行った.本調査では,建築物の強風被害の記録,建築物の耐風性能に資する情報収集,沿岸部の被災状況の記録,沿岸部の浸水範囲の計測等を行った.これらの調査活動を通じて,今回のサイクロン被害の特徴を記録するとともに,バヌアツに特徴的な情報を収集し,将来のサイクロン被害軽減に資する知見を得た.

<調査メンバー>
森 信人(京都大学防災研究所 沿岸災害研究分野)
西嶋一欽(京都大学防災研究所 耐風構造研究分野)
安田誠宏(京都大学防災研究所 沿岸災害研究分野)
志村智也(京都大学防災研究所 暴風雨・気象環境研究分野)
Jerry Timothy GOGON (Vanuatu Meteorology and Geo-Hazards Department)

詳細報告書は、

http://www.coast.dpri.kyoto-u.ac.jp/japanese/wp-content/uploads/2015/05/7560820adcd0e14707ffa98109729bfa.pdf

 

 

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