平成25年8月27日に水文環境システム(日本気象協会)研究領域の最終成果報告会を宇治キャンパスきはだホールで開催しました。
- 研究報告
水文環境システム(日本気象協会)研究領域は,防災研究所の初めての寄附研究部門として平成21 年10 月に設置され,河川から沿岸までの水文環境の統合的管理を目指して研究を進めてきた.今年9 月末での研究活動終了にあたり,平成25 年8 月27 日に最終報告会を宇治キャンパスきはだホールで開催,この4 年間の研究成果を報告した.
参加者は学外66 名(日本気象協会9 名,近畿地整9 名,中部地整1 名,国総研1 名,土研1 名,水資源機構18 名,大阪府6 名,滋賀県5 名,岐阜県3名,電源開発4 名,関電,九電,民間コンサルほか),学内36 名の計102 名であった.交流会には45 名が参加した.
最終報告会は-流域統合管理に向けて-との副題のもと,平成25 年度の第1 回水資源セミナーとして開催された.開会にあたり,大志万所長よりご挨拶をいただき,寄附研究部門の設置目的と研究内容についてご紹介いただいた.最初に京都大学名誉教授の池淵周一先生から「淀川水系の水文環境統合管理にむけて」と題して基調講演を行っていただいた.
淀川に関しては,治水の側面では地域特性を踏まえた計画流量・河川整備基本方針について十分な議論がなされているが,流下能力を持続するための河床管理や断面管理,および河川環境に配慮した管理の必要性についてご指摘いただいた.その後,寄附研究部門の研究成果報告が行われた.
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