鹿児島市と連携協力協定を締結しました
- イベント報告
京都大学防災研究所は、2025年10月7日、鹿児島市と「連携協力に関する協定」を締結しました。本協定は、防災研究、防災教育、災害対応などの分野において、相互に協力し、人的・知的・物的資源の交流を図ることを目的としています。
鹿児島市役所で行われた調印式には、当研究所からは堀智晴所長、中道治久火山防災研究センター長・教授、筒井智樹特定教授が出席し、下鶴隆央鹿児島市長と堀所長とにより協定書が取り交わされました。
鹿児島市は、桜島の大規模噴火の対策と応急対応に資する研究を行う桜島火山防災研究所を2024年6月に設置し、井口正人名誉教授(前火山活動研究センター長)が所長に就任しています。今回の協定は、その取り組みを学術的かつ技術的に支える枠組みとして位置づけられています。
本協定では、桜島の火山活動に関するデータの相互提供・共有、火山ハザード予測に関する共同研究、さらには避難計画や防災教育への応用など、幅広い分野での連携が想定されています。
京都大学防災研究所では、火山防災研究センターにて長年蓄積された知見を活かし、科学的知見と地域の実践を結びつける取り組みを鹿児島市と連携して進めていきます。得られた成果や観測データは、防災マップの精緻化や避難計画の見直し、市民への防災啓発活動などにも活用される見込みです。





