第106回総合防災セミナー(10/6)
- セミナー
| 開催期間 | 2025.10.06 15:00 ~ 17:00 |
|---|---|
| 場所 | 宇治キャンパス本館E-417D および オンライン |
| 対象 | 研究者、学生、一般 |
皆様のご参加をお待ちしております。
本セミナーは、日本語で行います。
[Date & Time]
10月6日(月)15:00-17:00
[Venue]
宇治キャンパス本館E-417D および オンライン
参加登録はこちら(オンライン参加の場合、10月5日午前9時までにご登録ください):https://forms.gle/1LzkXErRVbTXoNNf7
対面参加の場合は、直接会場にお越しいただいて構いません。
[Title]
防災とアート
[Speaker]
中津良平特任教授
京都大学防災研究所巨大災害研究センター
[Abstract]
防災とアートは、日常生活の点から見るとまったく別の領域に属すると考えられがちである。しかしながら見方を変えると、災害は人の命に関わるため、生存の根幹に関わる。一方、アートは人の心の深い部分に訴えるという意味で、精神の根幹に関わる。したがって防災とアートは、人の生き方の根底を物質・精神両面で支えるという意味で密接な関係を持つと言える。
防災研にアートイノベーションに関わる部門を設置して以来、アートを防災にどのようにいかしていくかという課題に関して、技術者としての立場から研究を行ってきた。その成果である以下のような話題をお話しすることを予定している。
1)アートは人に正と負の感情を同時に与える。
2)アートはストレスや落ち込んだ心の状態の回復に寄与する。
3)鑑賞環境が異なると、アートは人の心身に異なる影響を与える。
4)しかしながら認知レベルでは、人は鑑賞環境に関わらずアートの価値を正しく理解できる。
[Short bio]
1971 京都大学工学部修士課程修了、1971-1994 NTT電気通信研究所、1995-2002 ATR知能映像通信研究所, 2002-2008 関西学院大学教授、2008-2014 シンガポール国立大学教授、2015-2022京都大学デザインスクール特命教授、2022- 京都大学防災研究所特任教授




