エルサルバドル国立大学にてOn-site Laboratory「地震・津波未災学国際 Lab」(iLETs)サテライト開所式を行いました
- 国際交流
2025年5月12日、エルサルバドル国立大学にて、On-site Laboratory「地震・津波未災学国際Lab」(iLETs)サテライト開所式を行いました。2024年度にメキシコ国立自治大学に開所したiLETsのサテライトという位置づけとなり、メキシコとエルサルバドルを対象に実施しているSATREPS「北中米太平洋沿岸部における巨大地震・津波複合災害リスク軽減に向けた総合的研究」とも連携して研究活動を行います。
開所式には、フアン・ロサ・キンタニージャエルサルバドル国立大学長、ネルソン・ベルナベ・グラナドス・アルバラドス農学科学部長、名井弘美JICAエルサルバドル事務所長が出席し、京都大学からは、防災研究所・巨大災害研究センター中野元太准教授、地震災害研究センター西川友章准教授が出席しました。キンタニージャ学長からは、SATREPSを通じた共同研究に対する感謝とOn-site Laboratoryによるさらなる共同研究体制の強化に対する期待が述べられました。
開所式後には講演会を開催しました。西川准教授は、エルサルバドル沖の相似地震活動を基に推定したプレート境界面の滑り挙動について発表し、中野准教授は阪神・淡路大震災以降のリスクコミュニケーションの発展を解説し、理学・工学・社会科学が連携して防災研究を総合的に推進していくことの意義を共有しました。