京都大学防災研究所気候変動適応研究センターキックオフ会議を開催しました

  • イベント報告

京都大学防災研究所は、2024年7月1日に、京都大学防災研究所気候変動適応研究センターを設置しました。本センターは、気候変動に伴い将来激甚化が懸念されている気象災害・水災害の予測や社会の適応についての研究を行うとともに、これらの研究についての学内外の研究者による共同研究や成果の社会還元を推進することを目的にしています。

そこで、本センターの設置を記念して9月6日に「京都大学防災研究所気候変動適応研究センターキックオフ会議」をZoomミーティング形式で実施しました。キックオフ会議には予想を大きく超える189名が参加し、防災研究所における自然災害を中心とした気候変動研究のこれまでの成果を紹介するとともに、講演者と聴講者とが今後の展開について活発な議論を行いました。

15時からスタートしたキックオフ会議では、堀智晴防災研究所長および時任宣博副学長による挨拶につづき、山口顕文部科学省環境エネルギー課長、廣瀬昌由国土交通省技監、肱岡靖明国立環境研究所気候変動適応センター長からは挨拶とともに関係者一同を大いに励ましていただきました。

そして、中北英一センター長「気候変動研究のこれまでの歩み」、竹見哲也日本気象学会理事長「気候変動予測・影響予測研究の今後」、森信人教授「極端災害の予測・適応戦略の現状」、立川康人工学研究科長・片平正人エネルギー理工学研究所長「京都大学における気候変動研究連携に向けて」と、本センターの構成員および関係者が講演を行いました。

講演の後は、多々納裕一副センター長による司会で、講演者と聴講者による質疑応答・総合討論を行い、最後に、中北英一センター長の挨拶とZoom画面上での記念集合写真撮影によって閉会としました。