伏見工業高校と「伏工サイエンス&テクノロジーキャンプ」を実施

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2014 年7 月14 日(土)、京大宇治キャンパスと宇治川オープンラボラトリーで、京都市立伏見工業高等学校シ
ステム工学科の1・2 年生26 名を対象に、講義と体験学習からなる「伏工サイエンス&テクノロジーキャンプ」
第1 回学習会を実施しました。
畑山満則准教授「GIS を活用した防災シミュレーション」、中川一教授「水害発生のメカニズムと対策――最近
の発生事例から」の2 つの講義に続いて、豪雨体験(担当:川池健司准教授)、浸水ドア開閉(中川教授)、流水
階段歩行(川池准教授)、津波再現(平石哲也教授)を生徒の一人ひとりに実際に体験してもらいました。
プログラムのしめくくりとして、4 班に分かれた参加者がそれぞれ学習内容をまとめ、「日本の河川では雨が降る
と水位がすぐに上昇することを知った」「災害時にはすばやく避難することが大事。周囲の人にも呼び掛けよう
と思う」などの感想を述べていました。最後に中川教授が「今日行ったような体験は実際に経験せずに済むのが
望ましいが、知識はどんどん増やしていってください」という言葉を参加者に贈り、閉会となりました。
これをきっかけに将来、防災研究の道に進む人が出て来てくれれば、当研究所にとってはなによりの喜びです。

WS000013                                            畑山准教授による講義「GIS を活用した防災シミュレーション」

WS000014                                             中川教授による講義「水害発生のメカニズムと対策」

                                              WS000007                                                 豪雨体験についての事前説明

WS000009                                                 200ミリ相当の豪雨を体験

WS000010                                                 水深30cm での流水階段歩行

WS000011                                              津波再現装置と可動型防波堤の仕組みを説明

WS000012                                                 浸水したドアを開ける体験