土佐尚子特定教授・パンウネン特定助教・中津良平特任教授らが日本燃焼学会2022年「美しい炎」の写真展優秀賞を受賞しました

  • 受賞
巨大災害研究センターアートイノベーション産学共同研究部門の土佐特定教授、パン特定助教、中津特任教授が、エネルギー科学研究科の林潤教授とともに発表した作品が、日本燃焼学会2022年「美しい炎」の写真展優秀賞を受賞しました。詳細は以下のとおりです。

 

  • 受賞者名: 土佐尚子特定教授・Yunian Pang特定助教・中津良平特任教授ほか
  • 賞の名称: 日本燃焼学会2022年「美しい炎」の写真展優秀作品賞
  • 受賞作品名: 炎の歌を聞く8月の杜若(August iris flower listening to the song of flame)
  • 受賞日 : 2022年11月23日

 

 

 

 

作品について

写真には、流路内の定在波によって火炎長が変化するメタン/空気拡散火炎列の様子(Rubens tube)が映し出されている。噴出孔の位置を軸に上下/左右反転画像を作成し、上下に火炎列を並べることで、定在波の圧力分布に対応する火炎長の変化を強調した。写真右側には,バリア放電を纏った杜若(かきつばた)を配置している。これは、炎の歌を聞く8月の杜若であり、エネルギーの美しさを表現している。火炎列形成に用いたバーナは、約1 mの矩形流路を持ち、燃料供給側と反対側には薄いゴムシートおよびスピーカを配置している。供給する音の周波数を650 Hzから960 Hzとすることで、美しい波状の火炎列を可視化することができる。バリア放電を纏った杜若は、アクリル水槽と杜若の間に最大約 32 kV, 周波数7 kHzの正弦波を供給することで得た。なお、周波数によって変化する火炎列の動的挙動および杜若の放電の様子は、下記のURLより閲覧できる。

https://youtu.be/Kv7oIqvIU3A