大学院生の西沢貴志さんが日本測地学会第138回講演会学生優秀発表賞を受賞しました

  • 受賞
大学院生の西沢貴志さんが、日本測地学会第138回講演会学生優秀発表賞を受賞しました。詳細は以下のとおりです。

 

 

 

  • 受賞者名:西沢貴志(地震災害研究センター内陸地震研究領域/理学研究科地球惑星科学専攻M2)
  • 賞の名称:日本測地学会第138回講演会学生優秀発表賞
  • 受賞題目:「島弧の高重力異常と沈み込み帯の各種パラメターとの関係」(コメント)島弧沈み込み帯における地形形成過程の解明を目的として、全世界の沈み込み帯の地形・プレート運動・重力に関するパラメータを系統的に調査した。パラメータ間の相関関係を網羅的に調査する中で、パラメータを正確に見積もるための工夫もみられ、新たな知見をもたらす結果を提示した。自信をもって自らの研究を発表し、質疑応答にも自らの言葉で受け答えしていた姿勢は評価に値し、さらなる研究の発展を期待する。
  • 受賞日 :2022年10月7日

 

受賞にあたって(西沢貴志)

測地学は元々、地球を測ることを目的として発展してきた学問です。いまでこそ衛星測地技術が開発されて、見えない地球の動きが見えるようになり、多くの方が熱心に研究されていますが、その反面、沈み込み帯の地形形成といった大地形的な話は、特に日本では孤独な分野になってしまったと思います。今回の受賞を機に、少しでも多くの方がこの分野に興味を持ってもらえたら幸いです。

 

日本測地学会講演会優秀発表とは……
本学会の秋の講演会においては、学生の測地学研究を奨励することを目的として、特に優れた学生による発表を「学生による講演会優秀発表」と指定し、表彰しています。[日本測地学会HPより]