田中賢治准教授が令和3年度水文・水資源学会国際賞を受賞しました

  • 受賞

田中 賢治 准教授が、令和3年度水文・水資源学会国際賞を受賞しました。詳細は以下のとおりです。

 

 

  • 受賞者名:田中 賢治 准教授
  • 賞の名称:令和3年度水文・水資源学会国際賞
  • 受賞日 :2021年9月7日

 

受賞理由

田中氏は大気モデルと水文モデルを架橋するアジア発の陸面過程モデルを開発するために、中国、タイなどを対象に現地観測を断続的に実施してきた。また、開発した陸面過程モデルSiBUCを世界の流域に適用し、陸面水文学の国際的な発展に大いに貢献した。さらに、人間活動を考慮した水循環・水資源モデルの開発を通じて、過去30年に渡る社会貢献を果たしてきた。特に中央アジア・アラル海流域で我が国の水文技術を革新・実装する礎を築いた。本会においては、第10期より第17期の現在まで国際交流委員を務め、特に第14期には同委員長、第15期には同アドバイザーを務めた。

以上の理由から、国際的に水文・水資源学の発展に顕著な功績があったと認め、同氏に国際賞を授与することとした(水文・水資源学会コメントより)。

 

水文・水資源学会国際賞とは……

「本会会員であって、国際的に水文・水資源学の発展に顕著な功績があった者、または、本会と同様の目的を有する国外や国際的な組織あるいはその会員であって、国際的に水文・水資源学の発展に顕著な功績があり、かつ、本会との間に特に有益な交流があった者」に贈られます(水文・水資源学会HPより)。