第39回総合防災セミナー

  • セミナー
開催期間 2020.09.04  14:30 ~ 16:00
場所 Zoomにて開催
対象 研究者、実務者、学生

日時:9月4日(金)14時30分~16時00分
会場:Zoomにて開催
参加登録:
ご参加いただける場合は9月3日午後1時までに、以下のフォームでご登録ください。
参加登録フォーム: https://forms.gle/XoqkqejecWNXdrJM9
※9月3日中にZoomでの参加方法のご案内をします。
 
演題:防災におけるIT活用と課題
講演者:廣井慧准教授(京都大学防災研究所・巨大災害研究センター)
 
アブストラクト:
AI、ビッグデータ、IoTという言葉があらゆる場面で聞かれるようになり、私たちの生活は、様々な情報技術やシステムを利用して日々、豊かに進化しています。しかし、こうした便利な技術も災害発災時、発生後には平常時のような効果を発揮しません。それは発災時に収集できるデータが限られていることや、利用可能なネットワークが制限されることで、本来のパフォーマンスを発揮できないことが原因のひとつです。IoTによる安定的なデータ収集、災害時の制限の多い環境でも高速な計算処理を可能にするシステムアーキテクチャや、効率的かつ容易なシステム間連携を実現するネットワークプロトコル、シミュレーションとのデータ連携によるサイバーフィジカルシステムなどの研究開発について最新の事例、具体的な事例を交えながら紹介します。
 

講演者略歴:
2004年東北大学工学部電子工学専攻卒業.同年東日本電信電話株式会社入社.2014年慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科博士(メディアデザイン学).名古屋大学未来社会創造機構特任助教,同大学工学研究科助教を経て,2020年から京都大学防災研究所巨大災害研究センター准教授.防災情報システム,災害情報の時空間解析の研究に従事.