地域医療BCP連携研究分野を新設、記念シンポジウム「地域医療BCP連携研究分野がめざすもの」を開催します
- シンポジウム その他
開催期間 | 2019.06.29 14:00 ~ 17:00 |
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場所 | 芝蘭会館山内ホール(京都市左京区吉田近衛町 京都大学医学部構内) |
当研究所と医学部附属病院とが連携して、当研究所の社会防災研究部門に新たに地域医療BCP連携研究分野が発足、2019年5月1日付で教員が配置されました。これを記念してシンポジウムを開催します。
地域医療BCP連携研究分野 設置のねらい
災害時の医療機能の維持が現在、新たな課題となっています。熊本地震・大阪北部地震・北海道胆振東部地震では病院機能が停電・被災することにより、大規模な入院患者の転院が行われるという事態が発生しました。熊本地震の反省を踏まえ厚生労働省は災害拠点病院に対して病院BCP作成の義務化を行う等、災害時の医療機能の維持は非常に重要な課題となっています。
総合防災学の共同利用・共同研究拠点である防災研究所、災害拠点病院である医学部附属病院が共同で地域医療BCP連携研究分野を設置しました。地域医療BCP連携研究分野では災害発生直後の超急性期の災害医療の確保、その後の地域単位での医療体制維持を可能とする医療システムの構築、地域医療BCPについて下記のような研究を行います。
- 災害時の医療機関における業務継続性に関する評価手法の開発
- 災害時の地域医療連携のための情報共有システムの開発
- 地域医療BCP構築手法の開発
地域医療BCP連携研究分野設立記念シンポジウム「地域医療BCP連携研究分野がめざすもの」
プログラム
- 開会の挨拶(14:00-14:10)
- 橋本学(京都大学防災研究所長)
- 岩井一宏(京都大学大学院医学研究科長)
- 平井豊博(京都大学医学部附属病院 副病院長)
第1部
- 新分野がめざすもの(14:10-14:20)
- 牧紀男・小池薫(京都大学防災研究所地域医療BCP連携研究分野 教授)
- 基調講演(14:20-15:10)「新たな災害医療の姿」
- 茅野龍馬 先生(WHO神戸センターテクニカル・オフィサー )
第2部
- パネルディスカッション(15:20-16:55)「災害時の医療継続のために〈災害医療から医療機能継続へ〉」
- コーディネーター
- 倉田真宏・大鶴繁(京都大学防災研究所地域医療BCP連携研究分野 准教授)
- パネリスト
- 矢口正宏(株式会社内藤建築設計事務所 執行役員)
- 森元正純(京都市行財政局防災危機管理室 危機管理監)
- 池内淳子(摂南大学理工学部建築学科 教授)
- 黒田知宏(京都大学医学部附属病院医療情報企画部 教授)
- 鈴木教雄(NTTデータ経営研究所 シニアマネージャー)
- コーディネーター
- 閉会の挨拶(16:55-17:00)
- 牧紀男(京都大学防災研究所地域医療BCP連携研究分野 教授)