2018年度重点課題ワークショップ「災害のリアルタイムモニタリングによるゼロカジュアリティ社会へのパスウェイ」

  • 研究会
開催期間 2019.01.09   9:30 ~ 12:00
場所 京都大学宇治キャンパス 防災研究所大会議室 S-519D

本年相次いで発生した複数の豪雨災害、台風災害、大阪府北部地震などを踏まえて、また、地球規模の環境変動に伴う風水害、土砂災害の激甚化、想定南海トラフ地震などを展望して、防災研究所として、今後、国内外の防災研究を中核として牽引する役割を担っていく上で重要となる課題・トピックについて議論したいと考えております。また、共同研究・共同利用拠点としての役割を念頭に、来年度以降の概算要求の内容とも関連させたいと思っています。

 

今年のワークショップでは、近年の災害の経験を踏まえ、ハザードのリアルタイムモニタリングの重要性に焦点を当てます。具体的に想定する研究課題としては、リアルタイム予測の困難の克服、リアルタイムモニタリングの重要性、予測情報と避難意識、情報の受け手のリスク認識、複数のハザード間の連関や相互作用、ハザードごとに異なる不確実性のレンジへの対応、などを想定しています。

 

当日は、各研究領域から、関連する話題提供を求めたあと、メインテーマであるリアルタイムモニタリングに関する技術的課題と展望、その防災・減災面への応用・活用に関わる課題と展望について議論を深めたいと思います。

 

みなさまのご参加をお待ち申し上げております。

 

本ワークショップの趣旨

  • 防災研究所として、今後、国内外の防災研究を中核として牽引する役割を担っていくトピックについて議論します。
  • 共同研究・共同利用拠点としての役割を念頭に、来年度以降の概算要求も関連させたいと思います。
  • 近年の災害の経験を踏まえ、ハザードのリアルタイムモニタリングの重要性を認識しています。

 

想定する研究課題

  • リアルタイム予測の難しさの克服
    • リアルタイムモニタリングの重要性
  • 予測情報と避難意識
    • 予報の不確実性,情報のやり取り,受け手の認識
  • ハザードの連関
    • ハザードの相互作用
    • ハザード毎に異なる不確実性のレンジ

 

プログラム(予定)

  • 9:30~ 9:35 所長挨拶
  • 9:35~ 9:40 趣旨説明(矢守克也)
  • 9:40~10:00 話題提供1:降雨(中北英一)
  • 10:00~10:20 話題提供2:河川(佐山敬洋)
  • 10:20~10:40 話題提供3:地盤(松四雄騎)
  • 10:40~11:00 話題提供4:地震(山田真澄)
  • 11:00~11:20 話題提供5:情報(畑山満則)
  • 11:20~12:00 総合討論(コーディネータ:澁谷拓郎(研究企画推進室長))