第3回地震火山グループ研究会:講演「災害医療の現場から」「地域医療BCPの必要性」

  • 研究集会
開催期間 2018.10.05  15:00 ~ 17:00
場所 京都大学宇治キャンパス 防災研究所連携研究棟 3階 大セミナー室
  • 【開催日時】2018年10月5日(金)15:00~17:00
  • 【開催場所】連携研究棟3F大会議室
  • 【講演】

 

15:00-16:00

「災害医療の現場から~京大防災研と京大病院とのコラボレーションによる新しい取り組み~」

大鶴 繁(京都大学医学部附属病院 初期診療・救急科 准教授)

要旨:  京都大学では全国に先駆けて、災害拠点病院である医学部附属病院と防災研究所とが共同して、多職種からなる京都iMED防災研究会(Kyoto informatics-Medicine- Engineering research against Disaster)を組織し、被災地の現地調査をはじめ、医療機関に向けた新しい防災対策の構築に取り組んでいます。新潟中越地震、東日本大震災への災害医療チーム派遣の経験から、また京都iMED設立に至る経緯とその活動内容など、ご紹介致します。

 

16:00-17:00

「地域医療BCPの必要性」

鈴木教雄(株式会社NTTデータ経営研究所 先端技術戦略センター・産業戦略グループ・ヘルスケアストラテジーチームリーダー・シニアマネージャー)

要旨:  近年、自然災害をはじめとしたクライシスの発生が、多大な人命の損失や甚大な経済的損失へ繋がる可能性が問題視されている。本問題を解決するために実効的なBCPを策定するには、医療機関だけではなく、防災の専門研究機関、自治体、企業等と連携をし、地域単位での医療BCP策定・体制構築が必要である。