ベトナムのチュイロイ大学(旧水資源大学)と学術交流協定を更新しました

  • 国際交流

チュイロイ大学は、1959 年設立の国立大学で、水文・水資源分野では同国をリードする大学です。古くは2008年に防災研究所と学術交流協定が締結され、2013年の1回目の延長を経て、この2018年4月に、角哲也教授が同校を訪問して更新協定の締結を行いました。

 

この間、寶馨教授を中心に研究交流を促進するとともに、2015年度に採択された「日ASEAN科学技術イノベーション共同研究拠点-持続可能開発研究の推進」(JASTIP)のWP4(防災分野)により、角哲也教授・Sameh Kantoush准教授が中心となって第二キャンパスであるホーチミン校に研究拠点が整備されました。これまでに、博士後期課程に学生を受け入れたり、上流のダム開発を考慮したメコンデルタの持続的な水資源管理の課題に取り組むとともに、角教授・Kantoush准教授が中心となって学部学生を対象とする国際交流科目(Conflict Management –Global Water Issues-, 現在はILASセミナー(海外))により現地に学生を派遣するなど、研究・教育両面で国際交流が着実に進展してきました。

 

今回、新たに防災研究所の国際共同研究課題(平成29-30年度)に採択され、ベトナム中部の河川・海岸を包括する総合土砂管理の課題への取り組みも開始され、学術交流協定の更新を契機に、さらに一層の研究・教育両面での国際協力を推進する予定です。