中北英一教授が“水文・水資源学会 学術賞”を受賞しました。

  • 受賞

 気象・水象災害研究部門水文気象災害研究分野の中北英一教授が、水文・水資源学会より「水文・水資源学に関し画期的な業績によって特に貴重な学術貢献をなしたと認められる者」に贈られる学術賞を平成24 年9 月27 日に受賞しました。

 

〔受賞理由〕

 中北氏は、ゲリラ豪雨という言葉が一般化する以前から同様の事象の解明、予測に取り組み、特にC およびX バンドレーダーを用いた現象把握と予測において顕著な業績をあげ続けている。レーダーデータを活用した短時間降雨予測手法はきわめて斬新なだけでなく、実用的であることから国内・国外機関においても活用されている。また、これらの蓄積した知見や経験を積極的に市民や後進に伝えることに、多くの時間をかけている。加えて、中北氏は高度に理学的な研究分野であった気候変動研究を学際的に展開し、極端現象の生起過程の解析とそうした現象への社会適応の観点で多大なる貢献をした。

 

WS000062〔授賞式の様子〕