2014年2月に興津小学校で防災講演会を行いました。

  • イベント報告

2014年2月に興津地区の津波避難シミュレーションが完成し、このシミュレーションを使って興津小学校で防災講演会を行いました。

防災講演会

2014年2月私たちは興津小学校で防災講演会を行いました。内容は上記の津波避難シミュレーションを使い、住民さんとともに津波避難について考えようというものでした。
まず住民のみなさんに避難開始が遅れる様々な理由を考えてもらいました。家具の転倒や避難道具の準備が挙げられました。その後実際に15分遅れバージョンのシミュレーションを見ていただき、75名中9名の方が津波に追いつかれてしまう現状を踏まえながら、私たちから揺れたらすぐに避難するために必要な以下の3つのポイントを説明しました。
まずは事前準備です。家具の固定や道具の準備、避難経路の確認などがあります。次に地震の揺れをきっかけに避難を開始することです。テレビなどで避難警報等を待っていては遅いです。2年前に同地域の全世帯を対象に行ったアンケート調査でも20%ほどの住民が情報を待つと回答していました。
最後に津波てんでんこです。これは東北地方に伝わる津波避難に関する言い伝えで、意味は「地震が起こったらてんでばらばらに避難しよう」という意味です。つまり、親御さんが小中学校に生徒を迎えに行ったり、逆に子供たちが親の元へ向かったりせずにばらばらに避難を開始するということです。
この講演会では、津波シミュレーションを使い、早期避難の大切さとそのポイントを伝えました。

 

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