第45回総合防災セミナー

  • セミナー
開催期間 2021.06.04  15:00 ~ 16:30
場所 Zoom開催(事前登録必須)
対象 研究者、学生、一般

6月4日(金)に第45回総合防災セミナーを開催いたします。ご関心ある方のご参加お待ちしています。

 

[Date]
6月4日(金)15時~16時30分
 
[Registration]
Zoomにて開催します.参加される場合は,6月3日午後1時までに以下にご登録ください。6月3日中にZoomアドレスをお送りします。
 
参加登録フォーム(Registration form):https://forms.gle/nkE5scMTrUFNPAc2A
 
[Title]
不確実性下の意思決定モデルの発展と防災・減災への応用-合理主義から自然主義への潮流のなかで-
Decision models under uncertainty and their application for disaster
mitigation: In the trend from rationalism towards naturalism

 
[Speaker]
藤見俊夫 准教授 (京都大学防災研究所)
Assoc. Prof. Toshio FUJIMI (DPRI Kyoto Univ.)
 
[Abstract]
人の判断・行動モデル研究における大きな潮流の一つとして、信念や選好など志向的概念によって人の意思決定を説明する「合理主義」から、人間を他の動物の延長線上に位置づけ、神経ネットワークや進化適応などから自然科学的に説明する「自然主義」へと基盤的枠組みの軸足が移りつつあります。本セミナーでは、不確実性の意思決定に焦点を当てて、完全合理性の意思決定モデルから限定合理性(心の二重過程理論)に基づく意思決定モデルまで紹介することで、そうしたトレンドについて説明します。さらに、防災・減災の文脈における具体的な研究事例として、不確実性下の意思決定モデルを用いて災害リスク軽減政策を経済評価した研究や、「自然主義」の観点から防災・減災行動促進政策の立案・評価を試みた研究を紹介します。