断層とはその場所を挟んで動きや物質が異なる面、活断層はそうした動きが現在も繰り返し続いていることが(地表から)確認できる場所を指します。日本列島の内陸部では、海洋プレートの沈み込みのために陸側のプレートに強い圧縮力が働くことによって活断層が活動し、内陸地震が多く起こります。地震に伴って断層が上下方向にずれた場合、断層を挟んで段差が作られます。長い時間経過の間に活断層が繰り返し活動すると、段差が累積していき隆起側(断層の上盤側)は山地を形成することになります。その後、雨や地震によって土砂崩れや土石流が発生すると、山地からは土砂が下方に流出します。そしてこのように流出した土砂は沈降側(断層の下盤側)に堆積し、多くの都市が形成される平野や盆地地形を作ることになります。