平成9年度防災研究所研究集会
「地殻の不均質構造と内陸大地震の発生」

(研究代表者 佐々木嘉三・伊 藤 潔)


日時:平成9年(1997年)12月11日(木)−12日(金)

場所: 京都大学防災研究所 D570室


 

  <プログラム>

 12月11日(木)

 13:30 あいさつ               佐々木 嘉三(岐阜大・教育) 

   合同観測などのデータに基づく地殻の不均質構造と地震発生 

 13:40−17:30
【座 長】 平 田
 
飛騨山脈周辺の不均質構造                 根岸弘明(京大・ 防災研)

 飛騨稠密乗鞍アレーによる異常減衰域            藤井 巌(名古屋 大・理)

 飛騨地域の異常減衰構造と地震活動       山崎文人・大井田 徹(名古屋 大・理)

 飛騨から北部フォッサマグナにかけての地殻構造とテクトニクス
                             平田 直(東京大. 地震研)

 飛騨地域における三次元的な地下密度分布   源内直美・東方外志彦・平松 良浩・河野芳輝(金沢 大・理)

                (休 憩)

【座 長】 山 崎

 長野県西部地震震源域周辺での比抵抗探査 −1996・97年の観測概要−
                 地殻比抵抗研究グループ(大志万直人、京大・ 防災研)

 乗鞍火山列下のマグマ供給系と地殻構造 
                木村純一(島根大・総合理工)・吉田武義(東北 大・理)

 下部地殻のCO2変成流体                   土屋範芳(東北 大理)

 地震発生と地殻上層部      大内 徹(神戸大学都市安全研究センタ ー)
                  ・山口 覚(神戸大・理)・伊藤 潔(京大 防災研)

 活断層の地表形態による地震推定の可能性    鈴木康弘(愛知県立大)

 18:00−20:00
   合同観測打ち合わせおよび懇親会 

 12月12日(金)

 09:00−12:00
【座 長】 佐々木

 地殻ブロック境界をなす2つの活断層系の相補的な地震活動
               渡辺邦彦・中尾節郎(京大防)・西田良平(鳥取大・工)

 近畿地方中部の地殻深部反射面               片尾 浩(京大・防災研)

 福岡県の活断層と地震活動                 鈴木貞臣(九州 大・理)

 アレイ観測による兵庫県南部地震震源域の散乱体のイメージング
       松本 聡(秋田大・鉱山)・小原一成(防災科研)・長谷川 昭( 東北大理)

 東北地方の重力ポテンシャルエネルギーとダイナミックス
         田中俊行・島谷理香・河野 芳輝・古本宗充・平松 良浩(金沢大 ・理)

 北海道における地殻構造と温度構造             
   森谷武男(北大・ 理)・大久保邦泰(地質調査所)・秋田藤夫(北海道地下資源調 査所)

 Geopressure熱水と伏在活断層       大木靖衛(新潟大.積雪災害研究セ ンター)

 地震の上限及び下限と温度構造               伊藤 潔(京大・ 防災研)

                    (昼 食)
 13:20−14:00
【座 長】 長谷川・岩 崎

 ブライトスポットで何が起こるか?             大槻憲四郎(東北 大・理)

 如何にしたらブライトスポットに水を溜められるか?       星野健一(広 島大理)

 14:15−16:00

 パネルディスカッション「日本列島構造探査計画」

   地殻内不均質構造から想像される島弧地殻変形過程
    ―――東北脊梁山地合同観測に期待するもの―――    長谷川 昭(東 北大理)

   構造調査(反射法)                 佐藤比呂志(東大・ 地震研)

   構造調査(屈折法)                 岩崎貴哉(東大・地 震研)

   四国沖から日本海へ、地殻構造と地震活動分布について
     −− 隠岐の島での総合観測の意義 −−      西田良平 (鳥取 大.工)

   九州西方沖男女海盆付近のマントルダイアピルの存在 
   −鹿児島県北西部地震や雲仙普賢岳噴火の根源か?−     鈴木貞臣( 九大理)

   スペリテイとバリア               小林洋二(筑波大・地球 科学系)

   構造探査を地震予知に繋げるために           梅田康弘(京大・ 防災研)