生存基盤高等研究院オフィス開所式



挨拶する尾池和夫総長
 生存基盤高等研究院オフィス開所式が総合実験研究棟において2月9日開催され、尾池和夫総長、松本紘副学長、丸山正樹副学長、 木谷雅人副学長、原潔監事をはじめ、河田惠昭所長を含む関係研究所長、研究科長が列席するとともに関係教員多数が参加した。生存 基盤高等研究院のコンセプトとして、人類の生存基盤に深くかつ広範に関わる「社会のための科学(Science for society)」のシーズ、科学 技術立国日本の将来を担う新しい技術、産業の創出、優秀な若手研究者の育成につながる「先端科学(Frontier science)」のシーズを インキュベートすることを目的とした、宇治地区4研究所と東南アジア研究所共通の組織であることが井合教授から説明された。既存の学問 体系に縛られることなく、新しいテーマにフレキシブルに対応し、異分野同士の接点の戦略的創出、創造的融合研究の具現化・推進、多様な 分野における先端的研究の総合化を推進していくための拠点となるオフィスが整備されたことにより、生存基盤にかかる連携研究の進展が 期待される。尾池総長は挨拶の中で、京都大学の基本理念は「自由の学風を継承し、発展させつつ、多元的な課題の解決に挑戦し、地球社会 の調和ある共存に貢献する」ことであり、生存基盤という言葉は、この基本理念の序文に直接関係する重要な概念であると意義を強調した。 同オフィスは4月1日から「生存基盤科学研究ユニットオフィス」としてシンポジウムや会議等に利用されている。オフィス利用の案内・申請等は、 以下のウェブで受け付けている。
生存基盤科学研究ユニットオフィスweb:http://iss.iae.kyoto-u.ac.jp/iss/jp/


開所式会場