防災研究所創立50周年記念

第3回 防災フォーラム


 防災研究所創立50周年記念行事の一環である「防災フォーラム」の第3回講演が,10月12日(金)に国土交通省政策統括官(前内閣府政策統括官(防災担当))吉井一弥氏を迎えて「防災局長の反省」と題して行われた.
 吉井氏は講演の中で,阪神・淡路大震災が防災行政の原点と位置づけた上で,これまで情報収集体制および応急体制の整備は比較的進んできたが,予防,復旧・復興のフェーズには一層の努力が必要であることを具体例を挙げながら説明された.また,防災局長であった頃のご自分の経験,反省や現行の行政の取り組みを踏まえた上で,防災行政の課題として,内閣スタッフの防災意識の向上,中央防災会議の強化等を強調された.
 講演終了後,吉井氏を囲んだ懇親会が開かれた.