
砂防をメジャーにして土石流被害を減らす
氏名:中谷 加奈
所属:気象・流域災害研究部門
ここがおもしろい!私の研究
数値シミュレーション、水路実験、現地実験、現地観測、調査など色々な手法で取り組めます。土石流実験は準備と片付けに時間がかかり、流すとすぐに終わってしまうので大変ですが、視覚的に体感できるので私は好きです。実習や見学などでデモンストレーションするのもやりがいを感じます。使うのは土砂と水だけですが、勾配が変わると流れ方が変わること、砂防ダムの効果もその種類や土石流によって変わることがはっきり見れます。
お宝拝見!私の研究道具
宇治川オープンラボの土石流実験水路

子供の頃の夢
本格的にバイオリンを弾いていたので、演奏家も一つの夢でした。
研究者になったきっかけ
農学部森林科学科には、土砂災害を扱う砂防の研究室がありました。私の実家は山の方で、住んでいる頃に近所で土砂災害があり、砂防工事を見る機会があったので、興味もあり研究室を選びました。指導教員の先生が挙げた「汎用土石流シミュレータ開発」という卒論テーマが面白くてやりがいもあり、修士、博士と続けて、そのまま研究者の道を歩んでいます。