
天気予報はなぜ外れる?
氏名:榎本 剛
所属:気象・流域災害研究部門
ここがおもしろい!私の研究
舞い散る花びらや落ち葉、湧き立つ雲、降り注ぐ雨や雪に私たちは気象を身近に感じています。しかし、風や水蒸気は本来目に見えないもので、背後にある法則もまた目に見えるものではありません。私が感じる気象の研究の面白さは、数学や物理などの知識を活かし、自然を模したモデルに観測を取り込んで、見えない風を見ることにあります。
お宝拝見!私の研究道具
京都大学のスーパーコンピュータ

子供の頃の夢
新幹線の運転士(幼稚園)
研究者になったきっかけ
東京育ちの私にとって気象は身近ではありませんでした。気象を志したきっかけは、予報官から気象キャスターに転じた倉嶋厚さんの「お天気歳時記」を国語の先生に勧められたことです。念願かなって気象庁で働くことができたのですが、向川先生に手解きを受けた気象力学を追究したくなり、研究者の道に進むことになりました。