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4.8.3 その他重要な活動

学会、社会貢献、集会開催等に関する活動については別項で記載しているので省略する。

現在も噴火活動継続中の3火山、桜島、薩摩硫黄島、諏訪之瀬島、また、地震活動や噴気等の異常現象が発現した口永良部島や開聞岳を観測研究対象としてきた当センター(桜島火山観測所)には、火山活動や資料に関する情報提供、解説や緊急調査、学生巡検等の施設見学の依頼が、国内外の報道、国内外の大学、自治体、気象庁、民間等から頻繁にある。

これらの依頼のうち、当センターの施設、装置、機器、岩石試料、ビデオ・写真等資料の利用申請は、平成12年度:21件、平成13年度:23件である。利用者の内訳は、大学・研究機関31、行政機関3、教育・出版関係5、報道2、民間3である(内14件が国外)。このほか、桜島及び薩南諸島の火山活動資料および評価結果は、火山噴火予知連絡会及び関係自治体に定期的に報告していて、これら火山の異状発現時には鹿児島地方気象台や関係自治体にデータや評価結果を伝達している。

また、桜島の山頂噴火直前予知システムとそれに関わるリアルタイムデータは、鹿児島地方気象台、国土交通省大隅工事事務所および日本航空鹿児島空港事務所に引き続き提供している。