京都大学防災研究所改組記念式典


 京都大学防災研究所は、本年5月11日に5大研究部門・5附属研究セン ターからなる全国共同利用の研究所に改組されたことを記念して、11月15日に京都市内のホテルで記念講演会、式典、祝賀会を開催し、学内外の関係者約250名が出席した。
 記念講演会では、道上鳥取大学工学部長が「巨大災害の検証」、廣井東京大学社会情報研究所教授が「人文社会科学的自然災害研究の現状と課題」、さらに石田防災科学技術研究所地圏地球科学技術研究部長が「リアルタイム地震情報システムの構築」と題してそれぞれ講演を行った。
 講演会終了後、記念式典が開催され、高橋防災研究所長は式辞の中で、「今後も防災学研究とその教育に邁進したい」との新たな決意の挨拶を述べた。続いて文部省の北尾研究機関課国際プロジェクト官が林田学術国際局長の祝辞を、瀬地山京都大学総長特別補佐が井村裕夫京都大学総長の祝辞をそれぞれ代読し、遠藤東京工業大学資源化学研究所長が祝辞を述べた。
 引き続き祝賀会が開催され、鎮西理学研究科長、曽我工学研究科長の祝辞の後、秋田谷北海道大学低温科学研究所長の発声で乾杯し、研究所の今後の発展を祝った。