入倉名誉教授平成16年度文部科学大臣賞を受賞

入倉 孝次郎


 防災研究所を本年3月末に定年退職された入倉孝次郎名誉教授・副学長は平成16年4月15日、平成16年度文部科学大臣賞(研究功績者)を受賞されました。
 この賞は科学技術に関し優れた研究成果をあげた者に授与され、昭和50年度の創設以来今回で30回目にあたります。受賞の対象となった業績名は「経験的グリーン関数法および強震動予測レシピに関する研究」です。
 小地震の観測波形をグリーン関数として地震破壊のスケーリング則に基づいて大地震の強震動を予測する手法の開発、および震源断層の巨視的および微視的パラメータのモデル化による強震動予測レシピの提案などの一連の研究が当該分野の学術研究の発展、および地震被害軽減に向けて大きく貢献するものとして高く評価されたものです。