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水災害研究部門 助手 堤 大三(つつみ だいぞう) 平成15年10月1日付けで、水災害研究部門土砂流出災害研究分野の助手に着任致しました。 平成15年3月に京都大学農学研究科博士課程を修了し、その後の半年間は、地盤災害研究部門のSidle教授のもとCOE研究員をしておりました。学位論文では斜面における植物根系の成長機構のモデル化に関する研究を、地盤災害研究部門では斜面土層内のプレファレンシャルフローについての研究を行いました。どちらの研究にも共通する点は、斜面安定の観点から、土層内における水の流れに着目しそれぞれのメカニズムを解明しようと試みたことです。今後、これらの研究をさらに進めると同時に、土砂生産・流動といった新しいテーマにも携わっていきたいと考えています。 防災に関する研究を志すようになった動機は、「自分の行う研究によって目に見える形で社会に貢献したい」という事でした。 これまでの研究は、必ずしも社会への貢献に直結するものではなく、ときに初心を忘れてしまいそうになる事もありましたが、常に念頭に置いて研究に従事していきたいと考えています。私は、京都で生まれ大学を卒業するまで京都にいました。数年間京都を離れましたが、またなじみの深い京大で働ける事をあらためて幸せに感じています。最後になりましたが、皆様のご指導・ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。 |
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斜面災害研究センター 助手 王 功輝(おう こうき) 平成15年11月1日付けで斜面災害研究センター・地すべり計測研究領域に助手として着任しました王功輝です。中国蘭州大学では助手と講師としてレス斜面侵食のメカニズム、水力発電所ダムサイトの岩盤力学特性などについて研究を行っておりました。京都大学大学院理学研究科地球惑星科学専攻において流動性崩壊のメカニズムに関する研究を行い、平成12年3月に博士課程を修了しました。その後地盤災害研究部門地すべりダイナミクス分野(当時)の佐々教授のもと講師(中核的研究機関研究員)と外国人共同研究者(日本学術振興会外国人特別研究員)として地すべりダイナミクス、地震・豪雨による地すべりのメカニズム、高速地すべりの運動予測などについて研究を続けてきました。今後は地すべり現地観測とともに上記の研究を続け、それらの研究結果の斜面災害予測への応用を目指したいと思います。ここ防災研究所で働かせていただけるということは、私にとって大きな機会であり、この機会を活かすべく全力を尽くして頑張ります。皆様の御指導、御鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。 |
異動年月日 | 所属 | 職名 | 氏 名 | |
10. 1 | 水災害研究部門 | 助手 | 堤 大三 (つつみ だいぞう) | 採用 |
11. 1 | 斜面災害研究センター | 助手 | 王 功輝 (おう こうき) | 採用 |