京都大学シンポジウム  シリーズ「大震災後を考える」 
 -京都大学防災研究所 平成23年度公開講座 (第22回) -
 "巨大災害にどう立ち向かうか"−想定とその限界−

京都大学防災研究所は、昭和26年の創設以来、自然災害に関する基礎研究および災害対策等に寄与するための応用研究を行ってきました。平成8年度からは、全国共同利用研究所として災害の学理と防災のための総合的な方策について研究を推進してきました。平成22年度からは、共同利用・共同研究拠点に認定され、自然災害に関する総合防災学の共同利用・共同研究拠点として新たなネットワークをベースにした防災研究への取り組みを始めています。 本講座では、防災研究の最前線を分かりやすく解説いたします。防災研究に関心をお持ちの方々のご参加を歓迎いたします。

『受講者募集要項』

 本年度から2年間、「巨大災害にどう立ち向かうか」をメインテーマとして講座を開催いたします。 今年3月に、東日本大震災が発生し甚大な被害をもたらしました。地震・津波に対する社会的関心が 高まっていることを踏まえ、講座の前半は「地震・津波基礎講座」として地震や津波についてわかりやすく紹介します。 講座の後半では、防災対策をめぐって、大震災後広く使われた「想定(外)」という言葉に注目します。 巨大地震・津波、大規模水害など、巨大災害に立ち向かうためには、 それがどのような形で私たちを襲うのかについて予め「想定」する作業が不可欠です。 しかし同時に、「想定」に課題や限界があることもたしかです。本講座では、この点についてわかりやすく解説いたします。

実施日時・場所 日 時:平成23年9月29日(木) 10時00分〜17時00分
場 所:キャンパスプラザ京都(京都市下京区西洞院通塩小路下る)5階 第1講義室

応 募 資 格: 特に問いません
なお、本講座は土木学会CPDプログラムとして認定されています。
受 講 料: 2,000円(テキスト代及び消費税を含む)
※学生は無料(申し込みは必要です)
募 集 人 員: 200名

応 募 方 法
電子メールまたは往復ハガキにて、住所(連絡先)、郵便番号、氏名・ふりがな、年齢、職業(勤務先)[学生の場合は学校名及び学年]、電話番号を明記し、また、往復ハガキの場合は返信ハガキに宛名(住所,郵便番号,氏名)を記入の上、申し込んでください。住所等の個人情報は、当公開講座以外の目的で使用することはありません。 申込みは先着順とし、返信メールまたはハガキにて受講手続きの通知をします。受講料のお支払いは銀行振り込みでお願いいたします。領収書は発行いたしませんので、銀行振込み受領書をもって、領収書にかえさせていただきます。詳細は、返信メールまたはハガキにてお知らせいたします。当日、返信メールの印刷または返信ハガキをご持参ください。 なお、募集人員を超えた場合は、返信メールまたはハガキにて受講をお断りすることがあります。

応 募 先
〒611-0011 宇治市五ヶ庄 京都大学 宇治地区事務部研究協力課研究支援グループ
電話 0774−38−3350
電子メール・アドレス kokai23@dpri.kyoto-u.ac.jp

応募締切日平成23年9月13日(火)必着

応募結果の通知: 平成23年9月21日(水)までに各申込者に通知します。もし、期日までに連絡が届かない場合は、上記応募先までお問い合わせください。

講座プログラム

10:00〜10:05 
    開会の挨拶  所 長 中島 正愛
10:05〜11:05 
    地震・津波基礎講座 実用地震学:揺れる前に地震を知らせる  助 教 山田 真澄
11:05〜12:05 
    地震・津波基礎講座 津波災害とリアルタイム予測  助 教 安田 誠宏
12:05〜13:20
    昼休み
13:20〜14:20
    東日本大震災 −立ち止まって、地震科学の来し方を考える−  教 授 橋本 学
14:20〜15:20
    都市の浸水想定−大雨・洪水に備える−  准教授 川池 健司
15:20〜15:35
    休 憩
15:35〜16:35 
    大規模災害と防災計画:総合防災学の挑戦  教 授 多々納 裕一
16:35〜17:00
    総合討論  司会 教 授 矢守 克也
17:00〜
    閉会の挨拶



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