宝 馨教授 中国広州・中山大学客座教授に任命される


 水災害研究部門 宝 馨教授は、2004年9月24日付で中国広東省広州市にある中山大学(Sun Yat-sen University)より、地理科学及び計画学院の客座教授(Visiting Professor)に任命された。任期は2007年8月まで。
 中山大学は華南地区最大の総合大学で、1924年に孫文(Sun Yat-sen)により創立されたキャンパスの緑が美しい中国屈指の伝統校である。今年は創立80周年にあたりその記念事業の一環として、11月7〜11日には同大学陳洋波(Yangbo Chen)教授と宝 教授が共催者となって、地理情報システム(GIS)とリモートセンシングによる洪水予測と管理に関する国際シンポジウムを、同大学および長江三峡ダムサイトにおいて開催した。両教授は、これまでも国際水文科学協会の論文集(IAHS Redbook No. 289)の共編者となるなど、水問題への GISとリモートセンシングの応用に関する研究を精力的に推進しており、本年4月には、宝 教授が同大学で講義を行ったこともある。こうした研究教育面の貢献が認められ、客座教授(客員教授)の称号を授与された。今後のさらなる交流が期待されている。
客座教授の称号を同時に授与された
Ian Cluckie 英国ブリストル大学教授と宝教授
(中央は中山大学地理科学及び計画学院長)