■その1(施設関係)
地震予知研究センター

 写真1 本館&観測室


 図1 観測網

宮崎観測所


宮崎観測所(写真1)は,日本における地震予知研究計画のもと,主に日向灘で発生する大きな地震と地殻変動の関係を研究する目的で1974年度に京都大学防災研究所の付属施設として設立され,1990年からは,地震予知研究センターが設置されたのに伴い,同センターの付属宮崎観測所として主に横坑式の観測坑道による歪・傾斜の連続観測を行い,平行して光波測量やGPSによる広域地殻変動の観測を実施している。長期間の地域の歪蓄積過程を明らかにし,地震発生に関係する異常変動検出のbackgroundともなる経年変化や季節変動について明らかにするため,さらに1984年度から宮崎観測所(MYZ)を中心に宿毛(SKM),槙峰(MKM),高城(TKJ),串間(KSM),伊佐(ISA),大隅(OSM)の7点よりなる日向灘地殻活動総合観測線(図1)を順次配置して,日向灘を中心に九州東・南部地域の地震活動と地殻変動の総合的観測研究を実施してきた。現在宮崎観測所では,専用回線方式からISDNディジタル公衆回線網を利用したインテリジェントロガー群による間歇的データ転送方式への転換を行ない,衛星観測点の地殻変動データの収録を行なっている。同時に,これまで地殻変動データとの相関を見るため独自で設置していた地震観測網を整理し,宮崎観測所および宿毛観測点での地震波形データを準基盤観測点として全国配信している。