京都大学防災研究所公開講座 ”防災情報の作成と伝達”
ー社会が求める防災知識とは何か?ー

 京都大学防災研究所は,昭和26年に創設以来,自然災害に関する基礎研究及び災害対策等に寄与するための応用研究を行ってきましたが、平成8年度より全国共同利用研究所として新たな出発を図り、災害の学理と防災のための総合的な方策について研究を推進しています。

 今年度は「防災情報の作成と伝達」を基本テーマとして、防災情報に焦点をあて、水・気象・地震・地盤等の防災情報がいかに作成されるか、現状の問題点は何か、さらに、これらの防災情報がどのような社会的な影響をおよぼすかをわかりやすく解説し、今後の展望として社会が求める防災知識について議論するとともに、最近の突発災害調査結果を紹介いたします。一般市民をはじめとし災害に関心をお持ちの方々のご参加を歓迎いたします。

受講者募集要項

○講 座 内 容

水災害情報、気象情報、東南海・南海地震の強震動予測、液状化と地盤情報についてその作成手法と現状について解説し、さらに、これらの防災情報がもたらす社会的・経済的影響について最新の研究成果を紹介します。続いて、社会が求める防災知識とは何かについてパネルディスカッションを行います。

○実施期間・場所

   期 日:平成15年11月21日(金)

   場 所:建設交流館(大阪市西区中立売堀2の1の2)グリーンホール

○応 募 資 格: 特に問いません.

なお,本講座は土木学会CPDプログラムとして認定されております.

○受  講  料: 6,200円(テキスト代及び消費税を含む)

○募 集 人 員:  250

○応 募 方 法

 往復ハガキにて、住所(連絡先)、郵便番号、氏名、年齢、職業(勤務先)、電話番号を明記し、また、返信ハガキに宛名(住所、郵便番号、氏名)を記入の上、申し込んでください。

 申込みは先着順とし、同ハガキにて受講手続きの通知をします。これにより所定期日までに受講料を郵便振替でお振り込みください。当日、会場で受講を受け付けます。(当日、現金による受付は一切しません。)

なお、募集人員を越えた場合は、同ハガキにて受講をお断りすることがあります。

○応  募  先

    611-0011 宇治市五ヶ庄

          京都大学 宇治地区研究協力課研究協力掛

          電話 0774−38−3353

○応募締切日  : 平成15年10月31日(金)必着

○応募結果の通知: 平成15年11月 8日(土)までに各申込者に通知します。

講  義  日  程

9:30〜 9:40

 開講の辞

所 長

 井上和也

9:40〜10:20

 情報社会=自己責任社会における水災害への対応

教 授

 寶  馨

10:20〜11:00

 公開進む気象情報とその活用

助教授

 石川裕彦

11:00〜11:10

 休憩

 

 

11:10〜11:50

 迫りくる巨大地震による被害を最小にするための研究
  ―次の東南海・南海地震の揺れの予測―

教 授

 入倉孝次郎

11:50〜12:30

 液状化と地盤情報−目にみえないものを見るためには−

教 授

 井合 進

12:30〜13:30

 昼休み

 

 

13:30〜13:45

 突発災害調査報告(九州土砂災害)

教 授

 佐々恭二

13:45〜14:40

 突発災害調査報告(宮城県北部地震災害)

助教授

 釜井俊孝

14:00〜14:40

 災害情報と減災行動:情報伝達から知識伝達へ

教 授

 多々納裕一

14:40〜15:20

 社会心理学の立場から見た災害情報

助教授

 矢守克也

15:20〜15:30

 休 憩

 

 

15:30〜16:45

 パネルディスカッション

 

 

 

 −社会が求める防災知識とは何か?

 

 

 

       コーディネーター

教 授

 橋本 学

 

       パネリスト

教 授

 入倉孝次郎

 

 

教 授

 井合 進

 

 

教 授

 多々納裕一

 

 

助教授

 矢守克也

 

 

助教授

 石川裕彦

  開催場所ご案内図
 場所: 建設交流館
 大阪市西区立売堀(イタチボリ)2の1の2
 電話 06-6543-2551
 経路ご案内
●地下鉄「本町」駅下車
 22・23出口から徒歩8分
●地下鉄「阿波座」駅下車
 2出口から徒歩8分
●地下鉄「西長堀」駅下車
  1出口から徒歩10分
●市パス 大阪駅前より 75系統
  「鶴町4丁目」行立売堀2丁目バス停まで約15分下車すぐ