京都大学防災研究所は,昭和26年に創設以来,自然災害に関する基礎研究及び災害対策等に寄与 するための応用研究を行ってきましたが、平成8年度より全国共同利用研究所として新たな出発を図り、 災害の学理と防災のための総合的な方策について研究を推進しています。 今年度は「都市の発展と防災」を基本テーマとして,近年の都市の発展とともに災害の様相がどのように 変化してきたか、なぜ複合化して大きな被害をもたらすような災害を発生するようになってきたか、その対策 法はどうあるべきかを分かりやすく解説し、今後の展望を述べるとともに、ニューヨーク同時テロ事件を対象 とした突発災害調査結果を紹介いたします。一般市民をはじめとし災害に関心をお持ちの方々のご参加を歓迎いたします。
○講 座 内 容 西南日本のおける地震活動を解説した後、都市環境を取り巻く災害として、気象災害、 水災害、斜面災害を取り上げ、なぜ近年の災害が複合化しその被害が非常に大きくなるか についての最近の研究成果を総括し、都市災害の複合課題とその対応法を紹介するととも に、ニューヨーク同時テロ事件の対応と教訓を通して、どうすれば災害の複合化を防げるの かについてパネルディスカッションを行います。 ○実施期間・場所 期 間:平成14年11月29日(金) 場 所:建設交流館(大阪市西区中立売堀2の1の2)グリーンホール ○応 募 資 格: 特に問いません ○受 講 料: 5,800円(テキスト代及び消費税を含む) ○募 集 人 員: 250名 ○応 募 方 法 往復ハガキにて、住所(連絡先)、郵便番号、氏名、年齢、職業(勤務先)、電話番号を明記し、 また、返信ハガキに宛名(住所、郵便番号、氏名)を記入の上、申し込んでください。 申込みは先着順とし、同ハガキにて受講手続きの通知をします。これにより所定期日まで に受講料を郵便振替でお振り込みください。当日、会場で受講を受け付けます。 (当日、現金による受付は一切しません。) なお、募集人員を越えた場合は、同ハガキにて受講をお断りすることがあります。 ○応 募 先 〒611-0011 宇治市五ヶ庄 京都大学 宇治地区研究協力課研究協力掛 電話 0774−38−3353 ○応募締切日 : 平成14年10月31日(木)必着 ○応募結果の通知: 平成14年11月 9日(土)までに各申込者に通知します。
9:30〜 9:40 | 開講の辞 | 所 長 | 入倉孝次郎 |
9:40〜10:20 | 水災害の複合と波及 | 教 授 | 池淵 周一 |
10:20〜11:00 | 都市開発域における地震・豪雨時の斜面災害の予測と防御 | 教 授 | 佐々 恭二 |
11:00〜11:10 | 休憩 | ||
11:10〜11:50 | 最近の都市における気象災害及び地球温暖化 | 助教授 | 林 泰一 |
11:50〜12:30 | 複合課題としての災害対応 | 客員助教授 | 野田 隆 |
12:30〜13:30 | 昼休み | ||
13:30〜14:10 | ニューヨーク同時テロ事件の対応と教訓 | 教 授 | 河田 恵昭 |
14:10〜14:50 | 活発化する南海日本の地震活動 | 教 授 | 梅田 康弘 |
14:50〜15:00 | 休 憩 | ||
15:50〜16:30 | パネルディスカッション | ||
−災害の複合化はどうしたら防げるか− | |||
コーディネーター | 教 授 | 佐藤 忠信 | |
パネリスト | 教 授 | 池淵 周一 | |
教 授 | 佐々 恭二 | ||
助教授 | 林 泰一 | ||
奈良女子大学 | 助教授 | 野田 隆 | |
教 授 | 河田 恵昭 | ||
教 授 | 梅田 康弘 |
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場所: 建設交流館 経路ご案内 ●地下鉄「本町」駅下車 22・23出口かち徒歩8分 ●地下鉄「阿波座」駅下車 2出口から徒歩8分 ●地下鉄晒長堀」駅下車 1出口から徒歩10分 ●市パス 大阪駅前より 75系統 「鶴町4丁目」行立売堀2丁目パス停まで約15分 下車すぐ |
建設交流館 グリーンホール 電話 06-6543-2551 (大阪市西区立売堀2の1の2) イタチボリ |