京都大学防災研究所は、昭和26年に設立以来、自然災害に関する基礎研究及び災害 対策等に寄与するための応用研究を行ってきましたが、平成8年度より全国共同利用研 究所として新たな出発を図り、災害の学理と防災のための総合的な方策について研究を 推進しています。 今年度は「21世紀の近畿地方の防災」を基本テーマとして、これまでの研究成果に 基づく近畿地方の災害の特徴とその防災対策、国内外の突発災害調査結果の速報そして 今後の展望をご紹介いたしますので、一般市民をはじめとして災害に関心をお持ちの方 々のご参加を歓迎します。
1.講座内容 戦後の災害のレビューとして地震災害を取り上げ、水、地震、土砂災害に関する研究成 果を総括し、その展望を紹介するとともに、社会からの要請として「21世紀の防災研究 のあり方」に関するパネルディスカッションを行います。 2.実施期間・場所 期 間:平成12年11月24日(金)9:30〜 場 所:建設交流館(大阪市西区中立売堀2の1の2)グリーンホール 3.応 募 資 格: 特に問いません 4.受 講 料: 5,500円(テキスト代及び消費税を含む) 5.募 集 人 員: 250名 6.応 募 方 法 往復ハガキにて、住所(連絡先)、郵便番号、氏名、年齢、職業(勤務先)、電話番号を 明記し、また、返信ハガキに宛名(住所、郵便番号、氏名)を記入の上、申し込んでくださ い。 申込みは先着順とし、同ハガキにて受講手続きの通知をします。これにより所定期日まで に受講料を郵便振替でお振り込みください。当日、会場で受講を受け付けます。 (当日、現金による受付は一切しません。) なお、募集人員を越えた場合は、同ハガキにて受講をお断りすることがあります。 7.応 募 先 〒611-0011 宇治市五ヶ庄 京都大学 宇治地区研究協力課研究協力掛 電話 0774−38−3353 8.応 募 締 切 日: 平成12年10月23日(月)必着 9.応募結果の通知: 11月6日(月)までに各申込者に通知します。
11月24日(金) 9:30〜 9:40 開講の辞 所 長 池淵 周一 9:40〜10:40 研究レビュー 自然災害科学の研究は終わったのか? −地震災害を中心として− 教 授 土岐 憲三 10:40〜11:30 水災害について −豪雨と都市水害− 助教授 中北 英一 12:30〜13:30 突発災害調査速報 ベネズエラ土砂災害 教 授 高橋 保 有珠山・三宅島噴火災害 教 授 石原 和弘 東海豪雨災害 助 手 牛山 素行 13:30〜14:20 地震災害について −新世代の耐震設計法への課題− 助教授 澤田 純男 14:20〜15:10 土砂災害について −人工地盤の変状と対策− 助教授 三村 衛 15:20〜16:45 パネルディスカッション −21世紀の防災研究のあり方− コーディネーター 文教大学国際学部 教授 伊藤 和明 パネリスト 関西テレビ報道部 宮前 周司 〃 大阪市市民局長 室 力松 〃 国立民族博物館 教授 端 信行 〃 京都大学工学研究科環境質制御研究センター 教授 松井 三郎 〃 国土庁防災局防災調整課長 野田 順康 〃 京都大学防災研究所 所長 池淵 周一