■その1(施設関係)
斜面災害研究センター

 図1: 徳島地すべり観測所
 右側の建物が徳島県に寄付による建物。


徳島地すべり観測所

778-0020 【問い合わせ】
 Email: kamai.toshitaka.3z@kyoto-u.ac.jp
 TEL:  0774-38-4110
 FAX:  0774-38-4300

【所内担当教員(○責任者)】
  ○釜井俊孝


徳島地すべり観測所は、破砕帯地すべりのメッカである四国の三好市池田町にあります。破帯地すべりは小出博によって命名された地すべりのタイプで、わが国においては日本海側に多い三紀層地すべりと温泉地帯における温泉地すべりを加えた三種類の代表的な地すべりの一つです。最近では結晶片岩地すべりとか、他の名前で言われることもあります。池田町に観測所が出来たのは、徳島県が、地すべりが非常に多い(全国で3番目くらい)のに加えて、県と地元のご理解と、四国の真中にあってすぐに他県に行けるという地理的状況があったと言われています。最初の建物は県によって建てられて、防災研究所に寄付されたという経緯があります。昭和41年にこの建物が建てられ、官制上は昭和44年に防災研究所の付属の施設になっています。その後昭和53年に防災研究所で新しい建物が建設され、つごう2つの建物があります。設立当時は、ここから新潟県の地すべりの調査にも行っていたと聞いています。官制がひかれた後には、主に四国の中の地すべり地を試験地として調査を行い、地すべりの発生機構や地下水の流動状況や、地すべり変動の状況を調査しています。そして対策工の効果判定の仕方や、どの様な方法で調査を行えば地すべりの対策工の効果判定が行われるかについても基礎的な調査研究を行っています。その上、ここでは日本の中でもほとんど例がない、一つの地すべり地において、約30年以上にわたって地すべり調査を行っていて、その地すべり地は2ヶ所有って、その観測記録があります。この記録を使って色々な研究が行われています。最近では地すべり変動中における地中の土圧の観測や、地すべり地の中地下水の流下経路(例えば尾根を越えた所から来ているのではないかと言うこと)についても調査研究を行っています。もし土圧分布が解れば、対策工を施工する場所や工法について新しい試みをする必要があります。また尾根を越えて地下水が流れてきているなら、地すべり地に入る前で地下水を抜いてしまった方が安く対策工を行える可能性があります。また地すべり地における水収支はどの様になっているかについても調査研究を行っています。このように徳島地すべり観測所では、地すべりの基礎的なことについても、精力的に調査研究を行っています。徳島県によって寄付された建物には和室が2部屋有ります。この部屋や食堂やお風呂がありますから、一応の生活が出来ます。このため国の内外の研究者が多数訪れています。すなわちこの観測所を基地として、四国の中の地すべり地等に行って観測研究を行っています。研究を行う上で非常に便路な施設でもあります。


【利用条件】
事前に利用目的,内容等相談することが望ましい
【利用届け】
Word 版


【利用届提出先】
 〒611-0011
 宇治市五ヶ庄
 京都大学宇治地区事務部 研究協力課
 ( Tel: 0774-38-3350, Fax: 0774-38-3369 )
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