防災研究所新スタッフの紹介


河川防災システム研究領域 助 教  東   良 慶  

 平成19年度7月1日付で、附属流域災害研究センター河川防災システム研究領域の助教に着任いたしました。平成17年3月に工学研究科環 境地球工学専攻にて博士(工学)の学位を取得し、平成17年4月から2年間、21世紀COE研究員として防災研究所で研究させていただいており ました。引き続き防災研究所において研究に取り組むことができることを大変嬉しく思っております。
   現在行っております研究のテーマは、水際域における堆積物ダイナミクスとその環境に関する研究です。河口・沿岸域など、水域と陸域の境 界部である水際域における堆積物ダイナミクスは、人間の活動空間である地形を形成する主原因である反面、災害を引き起こす原因ともなり ます。今後は複雑流体アプローチと地形環境アプローチの緊密な融合研究を行うことにより、流体―堆積物系の複合災害過程の予測を可能と し、環境と調和したリスク軽減の方策を考究してまいりたいと思います。
 何卒、御指導・御鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。