人 事 異 動  (平成16年11月1日現在)


転入等
(平成16年10月1日)
中北 英一教授(水資源研究センター)昇任 (←本学大学院工学研究科助教授)
(平成16年11月1日)
岩田 知孝教授(地震災害研究部門)昇任  (←地震災害研究部門助手)


防災研究所新スタッフの紹介

水資源研究センター(都市・地域水文循環研究領域)教授 中 北 英 一 (なかきたえいいち) 

 平成16年10月1日付けで、工学研究科都市環境工学専攻環境情報学講座から水資源研究センター都市・地域水文循環研究領域の教授に着任いたしました。  これまでは、水工学と気象学の融合という意味での気象工学の確立を、主に降雨現象ならびに洪水流出現象に関して押し進めてきました。すなわち、短時間降雨予測手法等へのレーダー情報の物理的な有効利用手法の開発や、物理的かつ確率・統計的解析を通して、様々な側面においてレーダーリモートセンシングの水工学への高度利用を図るとともに、異常降雨出現特性の解析を行ってきました。また、国内外の幾つかの洪水災害現地調査への参加の機会を通して、子供たちの笑顔を含め、災害時あるいは直後の人々の表情を意識して視ながら、自然現象としての異常さと人々からみた異常さとの関係に徐々に興味をもち始めてきました。  今後は、世界の地域、地域での「場と人間」をも意識しながら、理学、工学、社会科学の3者の融合を通しての気象工学の確立をライフワークとして推し進めて行きたいと思っています。そのためには、大気災害部門、水災害部門だけでなく総合防災部門等とも積極的に連携させて頂きながら、様々な分野の最先端の専門家で構成されている防災研究所の大いなる利点を活かし、貢献したいと考えています。どうぞよろしくご指導・ご鞭撻頂きますようお願い申し上げます。