特定研究集会30C-02 / 第3回水資源セミナーを開催しました

  • イベント報告

2018年10月11日、特定研究集会30C-02 / 第3回水資源セミナー「ダム洪水操作はどこまで高度化できるか?-ダム再生ビジョンを実現させるための気象予測の活用とダム洪水操作実務への展開-」を、防災研究所連携研究棟3F大セミナー室において開催しました。
平成30年7月豪雨災害の発生に伴いダム洪水操作への関心が高まるとともにその重要性が改めて認識された中での開催となり、学内外から106名が参加されました。研究集会では9件の講演があり、実務担当者からはダム洪水操作実務における気象情報の利用状況や新しい放流方式、操作支援ツールについての紹介があり、続いての総合討議では、ダム洪水操作における最新の気象観測・予測情報の効果的な利用方法や、実務への展開へ向けた学術的および実務的課題、これらの課題克服へ向けた方向性について活発な議論が行われました。詳細はこちら
 

特定研究集会30C-02 / 第3回水資源セミナー
「ダム洪水操作はどこまで高度化できるか?-ダム再生ビジョンを実現させるための気象予測の活用とダム洪水操作実務への展開-」プログラム

10:00 開会
10:00-10:20 開会挨拶、趣旨説明

角 哲也(京都大学防災研究所水資源環境研究センター・教授)

午前の部(座長:堀智晴 ,京都大学防災研究所水資源環境研究センター)
10:20-10:40 ダム洪水調節操作の現状と課題-河川管理者の視点から-

丸山 準(国土交通省水管理・国土保全局河川環境課流水管理室・室長)

10:40-11:00 新たなダム操作訓練シミュレータの開発と今後の展望

田村和則(独立行政法人水資源機構総合技術センター情報グループ)

11:00-11:40 気象・水文予測情報を活用したダム操作研究の現状について

野原大督(京都大学防災研究所水資源環境研究センター・助教)

11:40-12:40 昼食
午後の部1(座長:竹門康弘,京都大学防災研究所水資源環境研究センター)
12:40-13:10 平成30年7月豪雨における日吉ダムの対応と降雨予測について

今井敬三(独立行政法人水資源機構日吉ダム管理所・所長)

13:10-13:50 レーダ雨量観測技術の進展とダム洪水管理への利用可能性

山口弘誠(京都大学防災研究所水文気象災害研究分野・准教授)

13:50-14:20 ダム操作における気象情報の活用実態

佐々原秀史(独立行政法人水資源機構木津川ダム総合管理所・所長)

14:20-14:50 予測技術の進展による洪水時ダム操作の高度化の展開

川崎将生(国土交通省国土技術政策総合研究所水循環研究室・室長)

14:50-15:20 休憩
午後の部2(座長:角哲也,京都大学防災研究所水資源環境研究センター)
15:20-15:40 Hybrid型放流判断支援ツールの試案

久保薗忠典(日本メンテナスエンジニヤリング株式会社・技術顧問)

15:40-16:20 多様化する気象予測情報とダム洪水管理への利用可能性

道広有理(一般財団法人日本気象協会事業本部

防災ソリューション事業部先進事業課・課長)

16:40-17:40 総合討議

「ダム洪水操作はどこまで高度化できるか」

17:40-17:50 閉会挨拶

田中茂信(京都大学防災研究所水資源環境研究センター・センター長)

17:50 閉会
18:00-20:00 検討会